「鍵」?

2017/10/31

 外出から帰って「鍵」を開け、家に入り又「鍵」をかける。

 もう、何回この動作を繰り返している事でしょう。

 しかし、今日は、ふっと「昔は鍵を掛けていなかったなあ」と変な事を思い出してしまいました。

 特に母の実家に行った時なんかは、確かにお隣さんは鍵を掛けていなかったようです。

 「今日は風呂を焚いたから入りにおいで」といったお誘いがあった時代です。

 かれこれ50年前の話ですが、間違い無く玄関の鍵は掛かっていませんでした。

 私も、夜に帰って「鍵」を掛けずに朝までそのまま、何度か母に叱られていた記憶が有ります。

 以前は、鍵を掛ける必要が無かったと言った方が良いかもしれません。

 海外では、紀元前2000年頃には既に「エジプト錠」と呼ばれる木製の鍵が有ったようですが、日本では遅れる事3000年以上、飛鳥時代にようやく「海老錠」言われる「鍵」が使われていたようです。

 人の移動も少なく、「村」という共同体がしっかりしていた為、よそ者がうろつき難い環境が有ったのかも知れません。

 長い歴史の中で富の蓄積が進み、守るべき物が出て来てしまった事が「鍵」の出現に繋がったようです。

 時が経って「鍵」は富の象徴、権力象徴と言った役割を担っていきますが、蔵の鍵を渡されるということは、家主と認められるといった事は今でも有りそうです。(我が家に蔵は有りません。)

 毎日、何の気なしに行っている「鍵」の開け閉めですが、「鍵」が要らない方が良い時代なのでは・・・

 そんな事を考えてしまいました。